こんな時どうするプロの鳩対策

鳩対策失敗事例2 市内マンション B管理会社様

この鳩対策で大丈夫だと思ってたけど・・・

マンション空室の鳩の糞害を防ぐため、鳩よけネットを工務店にお願いして貼ってもらったが後日見てみると鳩がネットを貼った内側に入り込んでいた

管理物件の空室に鳩が住み着き、糞害が酷いためワイヤーや忌避剤など鳩対策を行ったが、全く効果がなく、巣まで作られてしまっていた。そのため最終手段としてネットを工務店にお願いし、空室に防球ネットを貼って対策をおこなった。これで安心と思っていましたが、数日して確認すると何故かネットを貼った内側に鳩が侵入していた。見る限りネットはちゃんと全体に貼っているのにどうやって入り込んだのかわからない

鳩対策マイスターからのアドバイス

鳩対策の最終手段のネットを貼っても効果がない・・・非常に悔しい思いと何故?という疑問が生まれると思います。
こちらもよくある失敗事例です。今回の失敗はネットの貼り方に問題があります。営巣をしていない鳩であれば今回の施工で十分防げたと思いますが、今回は巣を作られている状態です。 

巣を持った鳩の執着心は皆さんが想像する以上

この状態の鳩の執着心は皆さんが想像する以上の執着心を持っています。ネットを貼っていても何とか隙間を見つけ頭を潜り込ませて入ってきます。

今回は防球ネットを使用していますが、防球ネットは壁面にアンカーを打ち込みそこにネットをひっかけて施工を行います。見た目はきっちり防げているように思われますが、この施工方法ですと、どうしてもアンカーとアンカーの間にたわみが生まれ 結果そこから潜り込んできます。

鳩は5センチほどの隙間があれば入ってきます。なので少しのたわみが出来る施工法の場合、そこから潜り込んでくるのです。

鳩対策以外の問題点も・・・

また、鳩の侵入の他にも大きな問題点があります。1番は緊急時に脱出できないということです。集合住宅で万が一火事などがあった場合、ベランダ面から脱出するケースが出てきます。防球ネットなど手で破れない素材などは、消防法上で基本禁止されています。また難燃剤が入ってなかったり、躯体にアンカーを打ち込みクラックが出来る可能性がある、景観が悪くなるなど他にも問題点があります。

まとめ

今回の場合は、鳩対策専用の留め具とネット(ピーコンネット・ピッタンコ)を隙間なく施工することで解決することが可能です。隙間を作らない工法ですので鳩が入ってくることはありません。
また、消防法の問題もクリアしており、緊急時に脱出も可能で難燃剤が入っていますので、火災などの場合も安心です。
また、非常に細い黒いネットをですので非常に目立ちにくく耐久性もあるのも特徴です。よく透明のネットの方が目立たいのでは?という声も聞きますが、透明ネットは反射で目立ちますし、紫外線を通す為、経年劣化が起こりやすいなどの問題もありますので注意しましょう。