教えて!鳩対策センターさん

/2024.10.01

日本鳩対策センターの鳥害対策方法をご紹介

日本鳩対策センターの鳥害対策方法をご紹介

近年、建物や施設における鳩や鳥による被害が増加しており、その対策が急務となっています。鳥害は美観の損傷だけでなく、衛生面や安全面にも深刻な影響を与えるため、早急な対応が必要です。そこで、本コラムでは、日本鳩対策センターが提供するさまざまな鳥害対策方法と鳥害対策商品をご紹介いたします。それぞれの商品の特長と効果的な使用方法を理解し、最適な対策を講じることで、快適で安全な環境を守りましょう。

ピーコンネットシリーズ(防鳥ネット)

ピーコンネット

ピーコンネットは、工場や倉庫内の天井部分、庇、さらにはマンションのベランダ全面など、さまざまな建物に設置できる優れた防鳥ネットです。このネットは、建物の美観を損なうことなく、鳩などの鳥の侵入を効果的に防ぐための最適な対策となります。さらに、鳩が止まることを防ぐ効果もありますので、長期的な鳥対策として非常に有効です。

このピーコンネットの素材には、ポリエチレンが使用されており、そこに難燃剤を加えております。万が一、火気がネットに触れたとしても、燃え広がる心配はありません。また、ネットの黒色は紫外線に強いため、長期間設置していても劣化しにくく、目立ちにくい特徴があります。これにより、建物の外観を損なわずに防鳥対策ができます。

取り付け方法としては、ぴったんこ(ネット留め具)をボンドで固定するため、建物の躯体に穴を開ける必要がありません。これにより、建物自体の損傷を防ぐことができるので、建物の寿命を延ばすことにもつながります。また、ネットの結び目が独立しているため、加工性に優れ 建物の形状や配管など形状に合わせてネットを取り付けることができるため、隙間を造らず、鳥の侵入を100%防ぎます。
ヨリ線に比べて風に対する抵抗が少ないことも大きな特徴の1つです。風の強い地域でも安定して使用できるため、幅広い場所での設置が可能です。

ピーコンネットシリーズ 対応表

ピーコンネット50
2500D
ピーコンネット50
5000D
ピーコンネット20
2500D
ピーコンネット15
1500D
マス目 50㎜ 50㎜ 20㎜ 15㎜
規格 2500D 5000D 2500D 1500D
糸径 φ0.61㎜ φ0.86㎜ φ0.61㎜ φ0.45㎜
重量 13g/㎡ 30g/㎡ 40g/㎡ 31g/㎡
材質 難燃性ポリエチレン
対象鳥 鳩・カラス 鳩・カラス
海鳥等大型鳥
セキレイ
ムクドリ
スズメ

具体的な施工事例

被害内容

倉庫の天井の梁に鳩が住み着きフン害があり、製品等にフンを落としていました。

対策前

対策内容

倉庫の天井面にピーコンネット50を設置し、鳩の待機によるフン害を防ぎました。

対策後

ステンレスワイヤーネット

こちらは完全にステンレスで作られた不燃性のネットです。このネットは、非常に高い耐熱性と耐火性を持ち、炎や高温にさらされても形状が変わりにくいという優れた特性を持っています。そのため、石油コンビナートや鋳造所などの非常に高温の環境や、火気厳禁の危険物を扱う工場など、従来の樹脂製ネットでは対応しきれなかった場所でも、ネットを設置することが可能です。

このステンレスワイヤーネットは、ピーコンネットシリーズと同様に天井面に容易に取り付けることができます。そのため、天井を通じての鳩の侵入を確実に防ぐことができ、鳥害対策としても非常に効果的です。取り付けが簡単でありながら、その頑丈さと耐久性は非常に高く、長期間にわたって安定した性能を発揮します。

ピーコンスパイクVST・VST(大)(防鳥剣山)

ピーコンスパイク

配管やH鋼、看板といった部分的な箇所の対策として非常に効果的なピーコンスパイクは、設置することで鳩が止まるのを確実に防ぐことができます。この製品はオールステンレス製で作られているため、非常に高い耐久性を誇り、長期間にわたって使用しても劣化しにくい特性を持っています。そのため、屋外の厳しい環境下でも安心して使用することができます。

また、換気フードなどの形状が複雑な箇所に設置する場合でも、このピーコンスパイクは非常に柔軟に対応できます。ステンレス製であるため、曲げたりカットしたりすることが簡単で、設置箇所の形状に合わせて自由に調整することが可能です。これにより、どのような形状の場所でもしっかりとフィットさせて取り付けることができます。

さらに、ピーコンスパイクVST(大)は、針の長さが23㎝と通常のものよりも長く設計されており、鳩だけでなくカラスなどの大きな鳥類に対しても非常に有効です。この長い針が設置されたピーコンスパイクVSTは、その大きさと頑丈さでカラスの待機をしっかりと防ぐことができます。

このように、ピーコンスパイクは様々な形状に設置ができる多機能な防鳥剣山です。部分的な箇所への設置が容易であり、耐久性が高いため、長期間にわたってその効果を発揮することができます。

具体的な施工事例

被害内容

屋上のパラペット部分に鳩が待機しフン害がありました。

対策内容

屋上の端部にピーコンスパイクVSTを設置し鳩の待機を防ぎます。

ピーコン電気ショック

ピーコン電気ショック

この対策は、屋上のパラペットや工場や倉庫の庇上、さらには個人宅の屋根に止まる鳩やカラスに対して非常に効果的です。具体的には、鳩がよく止まる場所の端部に電気ショックを与える通電部を設置します。このシステムは、飛来してきた鳩が止まった瞬間に電気ショックを発生させ、バチッとした感触を与える仕組みです。

鳩は一度怖い思いをすると、その場所を危険だと認識し、二度と近寄らなくなる習性があります。この習性を利用することで、鳩が同じ場所に止まるのを防ぐことができるのです。電気ショックは広範囲にわたって効果を発揮し、鳩やカラスの待機を防ぐことができます。

さらに、この電気ショックシステムは人や鳥に怪我をさせることがない安全なシステムです。電気ショックは瞬間的なものであり、驚かせるだけで実際に体を傷つけることはありません。電源はソーラーパネルとバッテリーを利用するため、特別な電気工事が不要であり、電気代もかかりません。

具体的な施工事例

被害内容

4階建てマンションでの被害です。
すでにネットが設置されているベランダもありました。隣が公園のため鳩にとってマンションの屋上が待機場、ベランダが寝ぐらとなっていました。

対策内容

屋上のパラペット部分にピーコン電気ショックを設置し鳩の待機を防ぎました。

ピーコンワイヤー(防鳥ワイヤー)

ピーコンワイヤー(防鳥ワイヤー)

新築の建物において、鳩の被害を未然に防ぐために非常に効果的な対策方法です。この方法は、ベランダの手すりや建物の庇部分、窓サッシなど、鳩が待機しそうな場所に設置することで、鳩の待機を未然に防ぎます。特に新築の段階での設置が効果的であり、まだ鳩の被害が発生していない初期段階において、効果を発揮することができます。

しかし、長い間鳩の被害が続いている場所では、既に鳩がその場所に執着を持っているため、効果が薄れる場合があります。そのため、既存の建物において長期間にわたって鳩の被害が続いている場合はピーコンスパイクVSTや、ピーコン電気ショックで対策されることをおすすめさせていただきます。

忌避剤

忌避剤

忌避剤シリーズは、手軽に鳩対策を行うことができます。ベランダや室外機置場、その他の鳩が集まりやすい場所に設置したり、直接塗布することで、鳩による被害を抑制することができます。

この忌避剤シリーズは、手軽に使用できる点が大きな魅力です。例えば、スプレータイプの忌避剤であれば、気になる箇所にシュッとひと吹きするだけで効果を発揮します。また、ジェルタイプの忌避剤は、ベランダの手すりや窓枠に塗布することで、長時間にわたり効果を持続させることができます。設置も簡単で、特別な工具や技術を必要としないため、誰でも手軽に取り扱うことができます。

しかし、あくまで簡易的な対策方法であるため、効果は忌避剤の種類や設置する場所、さらには鳩の被害レベルによって異なる場合があります。また、すべての鳩に効果が期待されない場合がございます。長期間にわたって使用することで、鳩が忌避剤に慣れてしまい、効果が薄れる可能性も考えられます。

さらに、忌避剤はあくまで一時的な対策として利用するのが適しています。根本的な鳩対策をする前の簡易的な方法となります。

被害レベル1 被害レベル2 被害レベル3 被害レベル4
ピーコン忌避剤スプレータイプ × ×
ピーコン忌避剤固形タイプ × ×
ピーコン忌避剤ジェルタイプ ×
ピーコン忌避剤ジェルタイプミニ ×
ピーコンバードフリー低臭タイプ
バードフリー

鳩や鳥の被害を防ぐためには、様々な対策方法が存在します。しかし、最も重要なのは、被害のレベルや鳥の生態に合わせた適切な対策を講じることです。最近、鳩やその他の鳥を見かけることが増えてきた、またはフンが製品に落ちていて困っているなど、問題が発生している場合には、早急な対応が求められます。

このような問題に対しては、ぜひ日本鳩対策センターにお問い合わせください。お客様の状況に合わせた最適な対策方法をご提案いたします。もし、鳩やその他の鳥による被害でお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。私たちは、環境に優しく、かつ効果的な対策方法で、お客様の問題を解決いたします。鳩や鳥の被害をなくし、快適な環境を取り戻しましょう!

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