鳩にも人にもやさしく、しかも効果テキメンな鳩対策方法を鳩被害状況に合わせてご提案いたします。
皆様、お元気様です!
日本鳩対策センターの西村です。
先日マフラーを巻いて出かけたのですが、途中で暑くなってマフラーを取った事実に、徐々に春が近づいてるな〜と気づいてしまいました。
早速ですが、本題です。
皆様、「ピジョンミルク」というものをご存じでしょうか。
もしかして動物と森で生活するゲームをやってる人はお馴染みかもしれませんね(笑)
ピジョンミルクとは日本語では「素嚢乳」と呼ばれています。
その名の通り "鳩の乳" です。実は鳩は鳥なのにも関わらずミルクを出して子育てをする珍しい鳥なのです!!
このピジョンミルク、「ミルク」と言っていますが母乳を出すわけではなく、
素嚢(そのう)という胸のあたりで作られるもので、子供には吐き出して与えています。
このミルクは、タンパク質や脂肪分といった成分が非常に多く含まれており、栄養たっぷりです。
これらは普通鳥たちの餌になるような虫に含まれているものです。
それを親鳥は 作ってしまうということなのですね、驚きです。しかもこのミルク、なんとオスメス両方が作れます。
鳩の雛はこの栄養分たっぷりのミルクを2週間ほど飲み続け、成長していきます。
★★★今週の鳥さんコーナー★★★
先週に引き続き水鳥シリーズ、マガモ♂です
マガモはこのきれいな緑色の頭が特徴です。
ただ、この鮮やかな色、実はオス特有のもので、メスは地味〜な茶色をしています。
ちなみに、このマガモを品種改良したものがアヒルになります。
アヒルは食用に飼育されています。このマガモももちろん、とてもおいしいそうです!野生のマガモ、いつかは食べてみたいところです。
それではまた来週お会いしましょう!
皆様こんにちは!日本鳩対策センターの西村です。
そろそろお正月明け、なまってた体もいつも通りの生活に慣れてきた頃でしょうか?
私は最近無性にサラダやうどんなどあっさりしたものが食べたい!!となっています。
恐らく原因はクリスマスやらお正月やらでチキンステーキやケンタッキーのようなThe 肉!のようなものを食べまくっていたからだと思います(笑)
体の肉を落とすためにも、もっと緑の野菜をとっていきたい所ですね。
〜〜それでは本題に入らせていただきます〜〜
今回は鳩のご飯について話していこうと思います。
みなさま、鳩が1日にどれくらいの量の餌を食べるかご存知でしょうか?
基本鳥たちは飛ぶために体を軽くする必要があります。そのため、食い溜めができません。
1日を通して餌を食べているイメージがあると思いますが、蓄えられないからこそ常に食べている必要があるのです。
そんな鳩ですが1日になんと約30グラムもの餌を食べます!!!
と言っても分かりずらいので鳩の体重と比べてみましょう。一般的に見られる鳩は体重が300グラム程なので、実に体重の10分の1もの餌を食べていることになります。
だからといって、餌を食べないとすぐに死んでしまう……なんてことはありません。鳩は強靭な体をしており、一週間餌を食べずに水だけでも生きていくことができます。
びっくりですね。
これだけの量を食べると言うことはその分、糞もとてつもなく多くなります…食べては出し、食べては出し…と、糞が大量にあるということは鳩のえさ場になっているのかもしれません。糞を見かけたら鳩をさがしてみてください。
今週の鳥さんコーナー
冬の渡り鳥、ジョウビタキ♀です!
高い澄んだ声で街中でも「ヒッ ヒッ ヒッ ヒッ」と連続して鳴いている声を聞くことができます。翼の白い斑点とほんのりオレンジ色のしっぽがとってもかわいい鳥さんです。
名前に雌とつけているのには理由があります。この子は女の子ですが、男の子は姿が大きく変わります。オスは真っ黒な顔にもっと鮮やかなオレンジ色のおなかをしているのです!
今年はまだ男の子に会えていないので出会いたいものです。
ではまた来週!!
みなさま日本鳩対策センターの西村です。どうもこんにちは!
いよいよ今年も終わりが見えてきました、仕事もラストスパートで忙しくなってくる時期ですね…もうひとがんばりです!!
〜〜〜では今年最後の本題です〜〜〜
皆様、鳩の天敵には何がいるかご存じでしょうか?
というのも、この前、鳩がカラスに食べられている現場を目撃してしまいました((((;゚Д゚)))))))
弱肉強食な自然界では仕方のないことですが、少しかわいそうだとおもってしまいます。
ところで、鳩の敵になる生物ってなにがいるんだ?ということでこちらにまとめてみました。
カラス 猛禽類 猫
ヘビ イタチ
他にも、外来種として日本でみられる動物になりますが、
ハクビシン アライグマ
彼らも鳩を襲います。意外と敵は多いように見えますが、街中では見かけない生き物ばかりですね…
また、カラスやねこは多く見かけると思いますが、鳩を襲う理由は主に食用として「食べる」ためです。街中に生息しているカラスやねこは、わざわざ鳩を襲わなくても他にも食べ物がたくさんあります。なのであまり鳩を襲うことはありません。つまり、都会に生息する鳩には天敵はほとんどいないと言っても過言ではありません。
これが都会で鳩が増え続けている理由の1つでもあります。
歩いていたり、自転車に乗っている際にぎりぎりまで逃げない鳩をよく見ますが、襲われないという安心感ゆえの警戒心の無さなのでしょう… ※鳩は本来警戒心の高い生き物です。
余談ですが、日本でもキジバトは狩猟対象になっているので、狩猟免許を取得することで、キジバト狩りをすることができます。
また、中国やフランスなど1部の海外では鳩を食べる地域もあるそうなので、日本に来た際に「なぜ捕まえないんだ?!」と思われることもあるとかないとか……
人間も天敵に入るかもしれません。
これは本当にあった話なのですが、私の友人が公園で海外の人が鳩を袋いっぱいに捕まえてるのを見たことがあるといってました……なにをするんでしょうか…
今週の鳥さんコーナー!
大阪府の鳥、モズさんです。
漢字で百舌鳥と書くように、鳴くのがとてもうまく、色々な鳥の鳴きまねをすることもあります。
また有名なもので「モズの早贄」とよばれる餌を木などに串刺しにして保存食にするといった習性を持っています。色々と面白い鳥さんです!
よいお年をお迎えください!!
みなさまどうもこんにちは、日本鳩対策センターの西村です。
気温の高い日が多く、本当に12月?と思う日々です。季節感覚がおかしくなりますね(-_-;)
いつ暖房器具を出そうかと迷っていましたが12月も中旬になり、ようやくこたつを出しました。
では、早速本題です。
つい最近、道路にいた鳩をひいてしまったタクシー運転手さんが、逮捕されたというニュースが話題になりました。
参照ニュース:https://www.sankei.com/article/20231205-7XY3JNNQUJKK3P7BAN35AVIKIY/
え、なんで逮捕されるの?と思う人も少なくないと思います。
しかしこれは法律が関わってくることなんです。
今回は鳩対策にも深く関係する鳥獣保護管理法」について話していきたいと思います。
まず、野生鳥獣を捕獲したり飼ったりすることは原則禁止されています。これが「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(※以下鳥獣保護管理法)に記載されてます。
この法律の目的は
「鳥獣の保護及び管理を図るための事業を実施するとともに、猟具の使用に係る危険を予防することにより、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化を図り、もって生物の多様性の確保(生態系の保護を含む。以下同じ。)、生活環境の保全及び農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、自然環境の恵沢を享受できる国民生活の確保及び地域社会の健全な発展に資すること。」
と第一条に挙げられています。
書いていくと長くなってしまうため、その中で特に鳩対策に関わる項目を挙げさせてもらうと、第八条「鳥獣の捕獲等及び鳥類の卵の採取等の禁止」で述べられています。
以下第八条詳細
第八条 鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。
一 次条第一項の許可を受けてその許可に係る捕獲等又は採取等をするとき。
二 第十一条第一項の規定により狩猟鳥獣の捕獲等をするとき。
三 第十三条第一項の規定により同項に規定する鳥獣又は鳥類の卵の捕獲等又は採取等をするとき。
つまり、野生の鳩を殺してしまうことはもちろん、捕獲や卵を採取することすら禁止されています。
そして、鳥獣保護管理法に違反した場合「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金。」と軽くない処罰をうけることになってしまうのです!!
道路にいた鳩をひいてしまい逮捕された、というのは間違ってはいないということですね。
しかし、鳥獣保護管理法では例外が定められています。
鳥獣による被害・学術研究のため許可を受けた場合や、狩猟可能区域での狩猟鳥獣を捕獲・狩猟する場合など、環境大臣又は都道府県知事の許可を受けることで、鳥獣の捕獲や鳥類の卵の採取等がによる対策もできるようになります。
どうしても鳩の被害に困っている場合など、適切な許可を受けることで卵や巣の撤去、鳥を捕獲することが認められています。(捕獲許可の申請は手間と時間がかかりますが・・・)
実際私たちも鳩対策をする建物に巣が作られていて雛が生まれてしまっている…といった場合には、許可を得て、巣を撤去させて頂くこともあります。
現在の日本では鳩含む野生動物は鳥獣保護管理法という法律により守られています。
そのため鳩対策、鳥害対策には正しい判断と適切な対策が重要です。
鳥の被害にあった際は、まずは専門家に相談することをお勧めします。
↓文字ばかりのブログに癒しを‼ 今週の身近な鳥さんです。
冬の鳥、ツグミさんです。
冬になると越冬のために日本にわたってくる冬鳥なんです。
写真では木に止まってますが、よく地面をぴょこぴょこと歩きながら餌を探しています。
いやーかわいいですね!!
ではまた来週 !!
こんにちは、谷です。
しばらくブログ担当から外れていたのですが、再び担当となりました!
皆さま、またよろしくお願い致します!
さて、桜の季節も終わりに近づいて、暖かくなってきました。
この時期になると、お客様からよく聞かれることがあります。
それは、暖かくなると鳩が繁殖期を迎えて、この期間に卵を産んで、鳩が活発に動き出してくるんじゃないかっていうことです。
確かにそうなんですが、だからといってこの時期だけに卵を産むっていうわけではないんですね。
鳩は3月~11月の間に5~7回も卵を産みます。つまり、繁殖という点で見たとき、決して春先の時期だけだということにはならないんです。
だから、鳩が減らずにどんどん増えていくんですね。そして、卵を産む回数が多いという理由のほかに、減らない理由があります。
鳩が減らない理由とは?
一つ目は、繁殖能力が強いからでしたが、2つ目の理由は天敵が少ないことです。鳩の天敵は、カラス、ワシ、タカ、フクロウ、そして猫ですが、実質の天敵はカラスと猫になります。
3つ目の理由として、エサが豊富にあることが挙げられます。鳩は雑食性で、基本的に何でも食べます。町中にいけば、公園があってエサをあげる人がいたりしますし、郊外に行けば畑や河原などあります。ですから、いたるところが鳩にとってのオアシスといえます。
4つ目、これも理由として大きいのではないでしょうか。鳩は鳥獣保護法によって、捕獲や殺傷が原則禁止されている生き物です。当然、中国のように鳩を食する文化も日本にはないので、増える一方ということになります。