鳩との共存を改めて考える
皆さんこんにちは、原田です。
早いものでもう2017年もあと少しになりましたね〜
これからどんどん寒くなってきますが、鳩の被害は寒くなっても衰えを知らないようです!
先日も、とある工場の調査に行くと鳩が営巣していました。
鳩の営巣期間の話は以前に行いましたが、本来は春から秋にかけて繁殖を行います。
だいたい3月中旬〜11月中旬くらいに繁殖期を迎え、その期間に平均して5回ほど卵を産むのが一般的です。
なので12月に入って営巣している状況は珍しいのです。
ただ最近は温暖化の影響なのか?環境がいいのか?豊富な餌がたくさんあるからなのか?不明ではありますが年に7回も卵を産む鳩が増えてきました。
特に、暖かい工場や倉庫の中、ベランダだと給湯器や室外機の裏などは暖かく、鳩にとっても非常に快適な状況になっているので、季節感が
なくなっているのかもしれません。
また、餌も自然のもの以外にもパンやお菓子など、自然にはない栄養価の高いものを食べているケースも多いのです、
こういった食べ物などの変化も、鳩が冬場でも営巣する原因になっていると考えます。
鳩にとっての快適な住処に対して鳩対策を行っていくことも出来ますが、当然費用もかかります。
しかし、餌やりを止めていくことは簡単に出来ます。
可愛いからと餌を与える人が非常に多いですが、その行為のおかげで、自然のバランスを崩し、糞害や健康被害など、様々な問題を引き起こす原因にもなっていることを一度考えてみてください。
こういった問題があることを認識し改善していただくことで、鳩の被害は確実に減らすことが出来るようになります。
当然、鳩意外にもカラスやムクドリなど色々な野生鳥獣も同じです。
私たちも、野生鳥獣と人間との理想的な共存をこれからも真剣に考え、こういった声を発信していきたいと思います!
2017.12.22 鳩について, スタッフのひとりごと