鳩レースって知ってます?
皆さんこんにちは。
8月も終わり9月になりました。
本日は、日本でドバトが住みだした理由の一つである、レースバトについてお話ししたいと思います。
そもそもレースバトとはどんなモノなんでしょう?
鳩は非常に強い帰巣本能を持っていることは皆さんご存知だと思います。
その帰巣本能を利用した競技がレースバトです。
もともと伝書鳩などとして、鳩は様々な通信手段として利用されてきました。
鳩は1,000km離れていても自分の巣に帰る能力を持っています。
優秀な鳩になると2,000km離れた場所でも帰ってくるそうです。
すごいですよね。
この能力を利用して、情報の伝達手段として鳩は使われていました。
例を挙げると、新聞やニュースの伝達 軍などの機密文書の伝達などです。
映画なんかでもこの伝書鳩を使うシーンは良くありますよね!
そんな鳩の帰巣本能を利用し、競技化したモノがレースバトです。
競技は、100km~1,000kmまで分けられ、足にタグを付けた鳩を決められたポイントから放して、ゴール地点である巣に帰るまでの時間を競う競技です。
レースバトは、今ではピーク時より少し競技人口が少なくなりましたが、それでも毎年数千レースもの競技が開催されておりますので、まだまだ人気のある競技です。
そんな中、レース途中で逸れてしまう鳩がいます。
このような鳩が野生化して自然繁殖した鳩が、現在公園などで良く見かけるドバトなのです。
特に最近では、レース鳩の帰巣率が下がってきているという話もあります。
これは、磁場の影響であったり、猛禽類が保護されているために増えて、捕食されたりと色々な理由があるようです。
少なくとも逸れている鳩は毎回出ていますので、野生のドバトの増える原因になっています。
レースバトは足に必ずタグを付けていますので、これらの鳩を見かけたら協会に報告することで、少しでも鳩の野生化を防ぐ事が出来るかもしれませんね。
2015.09.02 鳩について